2019年1月17日木曜日

『これでわかる認知症予防』読書メモ5:統計データ

『これでわかる認知症予防』(2018年11月1日発行)の読書メモの最終回。今回は、認知症のタイプ別の割合などの統計グラフを2つと欧米の状況。


65歳以上の認知症の割合


2012年厚労省のデータでは、65歳以上の人口3,079万人のうち、認知症が15%程度の約462万人、その予備軍である軽度認知障害(MCI)の人が13%程度の約400万人となっている。


タイプ別認知症の割合


認知症の3大タイプが、アルツハイマー型、血管性、レビー小体型。それらの混合型も存在する。現状の日本では、その割合はおおよそ下図のようになっている。



欧米では減少している


日本国内での認知症患者は増加傾向にあり、2025年には700万人に達するというデータもある。

一方、欧米では認知症の有病率が減少しているという報告が相次いでいる。

例えば英国では、60歳以上の約5,200例を30年間で4期に分けて、5年発症率を評価したところ、1期に比べて2期は22%減少、3期は38%、4期は44%低下していた。

理由は不明だが、国としての取り組み状況など見直す必要があるのかも。



出典: 『これでわかる認知症予防』



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