今日は「知的活動と社会参加」について。頭を使いましょう、人とコミュニケーションをとりましょう、ということだが、どうも後者は苦手である…。
知的活動は多様
知的活動と言っても、難しい本を読んだり、論文を書いたりということ(だけ)ではない。頭を使うすべての活動は知的活動だ。
料理などは、メニューを考え、材料をそろえ、段取りをして、作業効率・味付け・見た目を考えるなど広範囲にわたる知的活動である。同時に身体を動かすので認知症予防には最適だ。
趣味、ボランティア、地域参加、仕事など、知的活動と社会参加とを合わせてできることは多い。頭と同時に手先を使う方が効果的である。パソコンや手芸など。
知的活動のヒント
趣味やボランティアは種類も多く、人それぞれが選べばよいと思う。それ以外で、ちょっと面白いアイデアが載っていたのでご紹介する。
- コグニサイズ
- 予定表を書く
- 昔の記憶を呼び覚ます
- 日記をつける
- 自分の備忘録を書く
「コグニサイズ」というのは、頭で認知的な活動をしながら運動をすること。例えば、二人でしりとりをしながら少し早足で歩くなど…。個人的にはあまり好きではないのでこれはパスしたいが…(^^;)。
予定表を書く、日記を書くなど、自分の行動予定を前もって書いておき、何をしたかを思い出しながら文字に書くということは、まさに認知機能の強化である。
面白いと思ったのは「3. 昔の記憶を呼び覚ます」というもの。認知症あるいは加齢によって、新しく記憶するのは苦手になるが、昔の記憶は残っているもの。
これを思い出して再認識することは、脳の「想起」という働きを促し、脳の活性化に役立つ。家族で思い出話をしたり、昔好きだった歌や映画を歌ったり観たりするのもよい。「自分史」を書くというのもあるだろう。
また、5. の「忘備録」は自分自身のことを振り返り確認するもので、プロフィールや好きなもの、思い出や将来の夢や希望などを書いてみるものである。
出典: 『これでわかる認知症予防』
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