2019年1月8日火曜日

読書メモ:基本は相手への思いやり

『自分でできる 家族でできる 認知症予防と対処法』という本の読書メモ、今日は最後の「第4章 認知症の人とのコミュニケーション」について。

ここは大事だが難しいところでもある。この本もわりとさらっと書いている。


相手への思いやり


相手が認知症であろうがなかろうが、人間どうしの普通のコミュニケーションと思った方が良いようだ。要は「相手への思いやり」。

とくに、MCI(認知症予備軍)〜軽度の段階では「本人が一番戸惑っている」ということをよく理解する必要がある。


穏やかに過ごすための心構え


認知症は以前できていたことが次第にできなくなる。本人は「こんなはずではない…」と思っているので、叱咤激励は逆効果。頑張ったらできるというものではない。

認知症の「もの忘れ」は思い出せないのではなく、そもそも記憶していない。なので、「よく考えて思い出して」とか「ちゃんと約束したじゃない」などと言っても無駄。

認知症の人にとって一番必要なのは「安心感」。忘れたことを非難するのではなく、さりげなく教えてあげる方がよい。何かミスしても責めてはいけない。

認知症になると視界が狭くなる人が多い。なので、声かけは「正面からやさしい表情で」というのが基本。そして「話は短く簡潔に」。会話では「まずは耳を傾ける」ことが大事。認知症の人は感情表現や言葉が不自由になることが多いので。

理知的な記憶が障害されている認知症の人に対して、説明する、説得するなどの「教育的指導」は逆効果。本人はいつまでも責められていると感じてしまう。

基本は「人間としての尊厳を守って接する」ということ。


個人的な感想


この章を読んでいて思ったこと。人間としての尊厳とか相手への思いやりというのは、認知症でない人とのコミュニケーションでも同じことが言えると思う。

正月に、平成30年間を振り返るようなテレビ番組があったが、その中であるコメンテーターが「日本人は相手を慮る(おもんぱかる=思いやる)ことを忘れてしまったのでは」と言っていたのが印象的であった。

なんだかギスギスした世の中になっているような気もする。自分の周りだけでも「相手を思いやる」ことを心がけたいと思う。



出典:『自分でできる 家族でできる 認知症予防と対処法』




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