まずは「食生活」。「地中海食」と「ダッシュ食」を合わせた「マインド食事法」というのがお勧めのようだ。
地中海食
- オリーブオイル
- 緑黄色野菜
- ナッツ類
- 赤ワイン
- パスタ類
- 魚類
オリーブオイルに含まれるオレイン酸、魚類に含まれるDHA(ドコサヘキサエン酸)・EPA(エイコサペンタエン酸)はコレステロールを下げ、血管を強くする。
パスタ類は血糖値の上昇が緩やかなので、糖尿病の予防に効果的と言われる。緑黄色野菜のβカロテンや赤ワインに含まれるポリフェノールは活性酸素を抑制する。
ダッシュ食
- 緑黄色野菜・淡色野菜
- 大豆製品
- 魚類・海藻類
- 低脂肪の乳製品
- ▲減らすべきもの:脂身の多い牛肉や豚肉、コレステロールの多い生クリームやバター
「ダッシュ食」とは高血圧を防ぐための食事法。アメリカで研究されたものなので、日本人にとっては「減らすべきもの」に「塩分」を追加する必要がある。
ミネラル、食物繊維、たんぱく質を増やし、飽和脂肪酸、コレステロールを減らすのが基本ルール。
マインド食事法
マインド食事法=地中海食+ダッシュ食。シカゴのラッシュ大学での調査研究(58歳〜98歳の923人を5年追跡)で、マインド食を実践していた人の認知症発症率が最大53%も低かった。アルツハイマー病を予防する効果が高いとされている。
"MIND"は "Mediterranean-DASH Intervention for Neurodegenerative Delay"(地中海食とダッシュ食による神経変性を遅延させるための介入)の略。
積極的に取った方がよいもの
- 葉物野菜
- その他の野菜
- 豆類
- 全粒穀物
- オリーブオイル
- 魚類
- ベリー類
- ナッツ類
- 鶏肉
- 赤ワイン(チョコレート、緑茶、紅茶などでも)
なるべく控えた方がよいもの
- 脂の多い牛肉や豚肉
- 飽和脂肪酸の多いバターやマーガリン
- チーズ類
- 糖分や脂肪分の多いスイーツ
- ジャンクフード
- 塩分(※日本向けに追加)
出典:『これでわかる認知症予防』
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