2018年12月19日水曜日

認知症予防に早歩きがいいかも?

こんな記事(*)を見つけた。認知症を早期に発見する手がかりの一つとして「歩く速度の低下」がありそうだという調査結果が書いてある。

「認知機能の衰えの自覚や歩行速度の低下が、認知症の早期発見につながる可能性」


MCR調査の結果


認知症を発症する前に、歩く速さが遅くなる傾向があるということが知られているらしく、そういう状態を「運動性認知リスクシンドローム(MCR)」と呼ぶようだ。

そのMCRと認知症との関係を調べるため、60歳以上の3128人について調査が行われた。

平均 3年の追跡調査の結果、823人がMCRと診断され、そのうち136人(22.1%)が認知症を発症し、354人(57.5%)はMCR状態のままだったそうだ。

興味深いのは、MCRから回復したのが125人(20.3%)いたということ。


MCRになっても回復する!


上の調査で見ると、MCR(運動面で認知症リスクが高まった状態)の高齢者(60歳以上)でも、回復する可能性が20%もあるということだ。

20%の人たちが、なぜ回復できたのかはまだはっきりとは分かっていないようだが、「生活習慣や運動習慣によって改善できる」可能性があるとだけ書いてある。

つまり、「最近歩くスピードが遅くなったなぁ…」と感じたり、人から言われたりした段階(MCR状態)で、生活習慣や運動習慣を改善すれば認知症にならずにすむ可能性があるということだ。…と、私は解釈した…。

認知症予防の一つに早歩きという項目を追加してもいいのかも知れない。

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