認知症検査ロボットお披露目
記事によると、12月14日にまずはお披露目(デモンストレーション)が行われたとのこと。これから来年2月にかけて「長崎大学病院でロボットを使った認知症検査を繰り返し行って、システムの精度を確認する」という段階らしい。
ロボットを開発したのは長崎大学の小林透教授の研究グループ。検査対象の人に対して、年齢や日付など9つの質問を出し、その回答を点数化し、認知症になる兆しの有無を判断するという仕組み。
質問は、病院での簡易検査で使う「おいくつですか?」「今日は何日ですか?」などと同じような内容のようだ。
人間らしい対応がほしい
たしかに、認知症のテストに使う質問票は簡単なものだし、ロボットでも代替できるような気はする。医者の人手不足や、離島などのことを考えると、こういうアプローチも必要なんだろうなとは思う。
だけど、検査を受ける側からすると、もう少し人が人と接する「温かみ」のようなものが欲しいと思う。
認知症のお年寄りがいない村というのが、沖縄かどこかにあるという話を聞いたことがある。そこでは、お年寄りを大切にするというのが当たり前に行われていて、少しくらいボケてもふだんの生活やコミュニケーションにまったく問題がないという。
認知症を「病気」にしてしまうかどうかは、周りの人たちの人間的な接し方によるところが大きいような気もするのだが…。
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