2022年4月3日日曜日

四字熟語:「鏡花水月」を愛でながら「行雲流水」のように生きる?

今日は、「毎日漢字.com」の「四字熟語」第17問〜第20問で、知らなかった言葉や間違った漢字など…。




今回初めて知った熟語は、ちょっと怪しいのも含めて次の 12個。40問中 12と相変わらず多い…(^^;)。

多事多端(たじたたん)
仕事が多く、たいへん忙しいこと。

浮石沈木(ふせきちんぼく)
大衆の無責任な言論が、世の理に反して力をもつこと。水に沈むはずの石を浮かせ、水に浮くはずの木を沈めるということから。

水清無魚(すいせいむぎょ)
非常に澄み切った水では、かえって魚がすみにくいことから、人もあまりに清廉潔白で正しすぎると、かえって人に懐かれないものだということ。「水清ければ魚棲まず」。

人面獣心(じんめんじゅうしん)
顔は人間であるが、心は獣のようであるという意味から、冷酷で恩義や人情を知らない人のたとえ。

相即不離(そうそくふり)
関係が密接で、切り離すことができないこと。

行雲流水(こううんりゅうすい)
空を行く雲と流れる水のように、物事に執着することなく、自然に任せて行動すること。

鏡花水月(きょうかすいげつ)
はかない幻のこと。鏡に映る花や水に映る月のように、目には見えても手に取ることができないもの。また、言葉では表現できず、ただ心で感じ取ることしかできないようなもの。

多事多難(たじたなん)
事件や困難なことが多いこと。

一場春夢(いちじょうのしゅんむ)
人生の栄華(えいが)がきわめてはかないことの例え。「一場」はその場限り、ほんのわずかの時間ということ。「春夢」は春の夜の夢のこと。その場限りで消えてしまう、春の夜に見る夢のようにはかないこと。

故事来歴(こじらいれき)
古くから伝わる事柄についての由来や歴史、経歴などのこと。「故事」は昔にあったこと、昔から伝わってきたこと。「来歴」は由来や経歴のこと。

思案投首(しあんなげくび)
首を傾けて深く考え込むこと。名案が浮かばず困り切っている状態。

千慮一失(せんりょのいっしつ)
賢い人でも、多くの考えの中に一つくらいは誤りもあるということ。


漢字を間違えたのは、「三一体」「止千万」。

ちょっと怪しかったのは、「有象無象」「急転直下」「理非曲直」「厳正中立」「独断専行」。


ちなみに、「人面獣心」を見て「極悪非道」なプーチンの顔が浮かんだが、よく考えると、邪心を持たない「獣」たちが可哀想であることに気がついた…(^^;)。

あと、四字熟語の中には前後の二文字単語の間に「の」という読みが入るものがけっこうあることに気付かされた。あまり知らなかったかも…。

「一場春夢」は「いちじょうのしゅんむ」、「千慮一失」は「せんりょのいっしつ」。これまでにも、「千慮一得」(せんりょのいっとく)、「愚者一得」(ぐしゃのいっとく)があった。

「思案投首」(しあんなげくび)の訓読みが混じるのも面白い ♪



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