2019年3月25日月曜日

アルツハイマー病に効く薬はないのか…

エーザイと米国のバイオジェン(Biogen)が共同で開発していたアルツハイマー治療薬「アデュカヌマブ」の臨床試験を中止するとの発表があった。

エーザイの株がストップ安になるほどの失望感が広がっているようだ。

有力とされた「アルツハイマー病治療薬」の失敗
 苦戦が続く認知症薬の開発、今後の見通しは

エーザイが開発中のBAN2401

アルツハイマー病治療薬の開発については、ここ5年ほど様々な取り組みが行われてきたが、ことごとく失敗に終わっているらしい。

今回は「アルツハイマー病の根本治療薬の研究を積極的に進めている」ことで知られるエーザイの中止発表だったので、とくにショックが大きかったようだ。

アミロイドβがアルツハイマー病の原因であるとする「アミロイドβ仮説」自体さえ疑問視する意見も出ているとのこと。


しかし、エーザイとバイオジェンは同時に別の治療薬「BAN2401」(上の写真)について、早期アルツハイマー病(AD)を対象とした臨床試験を開始したことを同時に発表しており、まだまだ諦めてはいないようだ。

認知症(アルツハイマーなど)については、「認知症になってからも安心して暮らせる社会」を作っていこうという流れが世界的に進んでいるが、一方で、やはり治せるものなら治したい、予防できるものなら予防したいというのは人間として当然の願望である。

科学者や製薬会社の努力に期待したい。


参考:エーザイの発表記事

バイオジェンとエーザイ、アルツハイマー病を対象としたアデュカヌマブの臨床第III相国際共同試験(ENGAGE試験、EMERGE試験)を中止

BAN2401について、早期アルツハイマー病を対象とした臨床第Ⅲ相試験を開始


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