それで、図書館で「疲れないカラダの使い方図鑑」というタイトルを見て、思わず借りてしまったのだが、何だか効果がありそうなことが書いてある。
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疲れる原因の一つとして、体の使い方が間違っていて無駄な力を使っていることが指摘されている。そして、その原因としてカラダに関するいくつかの勘違い・思い込みがあるということが説明してある。
例えば上の絵(Amazonサイトからお借りしたこの本の一部)では、腕の付け根は肩ではなく、鎖骨と胸骨のつなぎ目、つまり喉の下あたりの体の真ん中にあることを示している。
この思い込みがあると、高いところのものを取ろうとするときなどに、肩に余計な力が入ったりして疲れてしまう…ということらしい。
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その他の「思い込み」としては、次のように色々とある。
- 坐骨はお尻にある→実は股の間
- 背骨は背中側にある→実は体の真ん中
- 首は顎の下まで→首の骨は食道のすぐ後ろで頭とのつなぎ目は鼻の高さ位
- 椅子から立ち上がる方向は上→実は前
- 肺は胸の中→実は背中まである
- 良い姿勢は「気をつけ」→実は無駄な力が入り不自然
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とくに、1. から 3. は重要で、「坐骨-背骨-首」の上に頭をふんわりと乗せることが姿勢の基本(↓)となる。この頭〜坐骨をできるだけ縮めたり無理に曲げたりしないことが大事なようだ。
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その他、気をつけようと思ったことがいくつかある。
- しゃがむ時など体を曲げるのは腰からでなくお尻(ビッグマウス)から
- ひざ関節は「お皿」ではなくその下の「大きい」関節なので力まなくてよい
- 立つときは踏ん張らないこと(頭〜坐骨のラインは自然に土踏まずへ)
1. の「ビッグマウス」というのは、お尻の筋肉の内側にある、たぶん下の図の赤い楕円で囲んだ部分。意外とお尻を後ろに突き出すイメージになる。
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あと、日常の生活でどういう動きのときにどう気をつけるか、具体的に書いてあるので、知りたい方は本書をどうぞ…。
「イラストでわかる疲れないカラダの使い方図鑑」
参考記事:肩こり・首の痛みが改善する座り方|アレクサンダー・テクニークの第一人者が直伝
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