*65歳の人が、今後“健康”でいられる期間は? ー人生100年時代は、「健康寿命」ではなく「健康余命」で考える
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上の表にあるように、「平均寿命」というのは「0歳児の余命(あと何年生きるか)」という数字である。
例えば65歳の人の場合、「平均寿命」は当てはまらず「平均余命」(そこからあと何年生きるか)という数字になる。男性の場合「余命 19.55年」。実は、この数字は「平均寿命-65歳 = 15.98」よりも長くなっている。
理由は簡単で、「平均寿命(=0歳児の余命)」が65歳未満で亡くなる人の寿命を含んだ平均で、一方、65歳の「平均余命」は65歳まで生きた人だけの平均だから。
これまで、「あと何年」を「平均寿命-今の年齢」で考えていた人(私も…)は、ちょっと喜んでいいのかも知れない…(^^)。
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この記事は、さらに「健康余命」で考えた方がいいよ、と言っている。つまり、65歳男性でいうと、平均余命は19.55年、そのうち健康でいられる期間、つまり「健康余命」は14.09年というわけだ。
ただ、残りの5.46年は「不健康期間」と書いてあるが、必ずしも介護が必要な状態などを指すわけではないようだ。
厚生労働省の「健康寿命」の定義では、“不健康”とは「健康上の問題で日常生活に支障がある」状態を指している。
「支障」と言ってもピンからキリまであるわけで、「日常生活の動作(起床、衣服着脱、食事、入浴など)の一部が不自由」、「外出(時間や作業量など)が制限される」、「仕事、家事、学業(時間や作業量など)が制限される」、「運動(スポーツを含む)でできないことがある」など、どれか「支障」があると“不健康”になってしまう。
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ということで、例えば私の場合「喜寿」が近づいているので、余命が約16年、健康余命が11年と考えて、できれば「不健康期間」の5年間も介護なし・認知症なしを目指したいと思っている。
「あと何年」が11年から16年に伸びたようで、何だかトクした気持ち…(^^)?
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