認知症の人を主語にして、すべての人が生きやすい社会を考えるか、政府や自治体を主語にして認知症の人を「対策」すべき対象として捉えるかという違いがありそうだ。
多くの人がいずれ認知症になる可能性を持っていることを考えると、「認知症基本法」には無関心ではいられないと思う。少し勉強しなくては…(^^;)。
希望宣言のサブタイトルがいい
色々記事を読んでいる中で一番印象に残ったのが、上図の「認知症とともに生きる希望宣言」のサブタイトル。そうか、先輩方からのメッセージか、いいなぁ…(^^)。
↓
「一足先に認知症になった私たちからすべての人たちへ」
この「希望宣言」は「日本認知症本人ワーキンググループ(JDWG)」が、2018年11月1日に厚生労働省内で記者会見を行い発表したものだそうだ。
ただ、宣言の内容(下記)は、私にはちょっと分かりづらかった。
- 自分自身がとらわれている常識の殻を破り、前を向いて生きていきます。
- 自分の力を活かして、大切にしたい暮らしを続け、社会の一員として、楽しみながらチャレンジしていきます。
- 私たち本人同士が、出会い、つながり、生きる力をわき立たせ、元気に暮らしていきます。
- 自分の思いや希望を伝えながら、味方になってくれる人たちを、身近なまちで見つけ、一緒に歩んでいきます。
- 認知症とともに生きている体験や工夫を活かし、暮らしやすいわがまちを、一緒につくっていきます。
とりあえずの感想
こういう基本法の制定の動きがあるということを知ったばかりなので、内容はまだよく分からない。
ただ、「バリアフリー」などで、障害者だけでなくすべての人に優しい使いやすい都市や建物などと言いながら、結局は一部の障害者に対する一部の「対策」だけに終わりがちなことと同じような構図が見えるような気もする。
一部の地域では、ボケた老人が周りからの温かい接し方によって何の不自由もなく普通に暮らしている、というような話を聞くこともある。それは、昔の日本ではどこにでもあったような景色のような気もする。
本当はそういう「人に優しい国づくり」のようなことが一番望まれているのではないだろうか…? 安心して歳を重ねられる国であってほしい。
まずは認知症基本法の勉強!
とはいえ、よく分かってないので、もう少し勉強する必要がある。そう遠くない将来に「当事者」となる可能性のある身としては…(^^;)。
とりあえず見つけた記事のリンクを載せておく。
*認知症とともに生きる希望宣言(JDWG)
*認知症とともに生きる希望宣言(PDF)
*議員立法の認知症基本法、自民・田村元厚労相「今国会への提出を目指す」
*「認知症の人基本法」と「権利」を考える
*待望の「認知症基本法」骨子案を元厚労官僚・精神科医が危ぶむ理由
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