2023年9月28日木曜日

自分の墓のことを考え始めた:まずは読んだ本の読書メモ

今、終活の準備のつもりで『変わるお葬式、消えるお墓 (高齢社会の手引き)』という本を読んでいる。気が進まないまま読み始めたのだが、知らないことが沢山あって、ある意味面白い。以下、自分用のメモ。まずはお墓について。




ちなみに、葬式や墓に関わる基本的な考え方をこの記事(↓)に少し書いた。



【読書メモ】

基本

  • 「○○家の墓」が出来たのは明治時代。しかも、明治政府の朝令暮改の繰り返しの末。
  • 「イエ」制度が元になっている。(現代の核家族〜おひとり様時代にはそぐわない)
  • 「先祖祭祀」を継承する人は「慣習に従って」定められる。
  • 「祭祀財産」(墓・仏壇など)は相続財産とは分けて考えられ、「祖先の祭祀を主宰すべき者」が継承する。(祭祀継承者は長男や親族以外の第三者も可)
  • 祭祀継承者は管理、維持費の支払いを行う。
  • 「墓を買う」=墓所を建てるための「墓所の使用権」の取得。転売・貸与など不可。継承者がいなくなれば無縁墓として処分される。


墓を買う費用

  • 墓石購入・工事費
  • 永代使用料(墓所の使用料)
  • 年間管理費(数年一括払いも)
  • 寺院墓地では檀家としての費用(入檀料・護持費など)



墓地の種類

  • 公営墓地
  • 民間霊園
  • 寺院墓地

公営墓地は、自治体住民、遺骨を持っていることが条件になることも。「合葬」では生前申し込みも可。最近は合葬式など継承を前提としない墓地が増えている。

民間霊園は墓石業者などの民間+宗教法人などという組み合わせが多い。費用や継続性(廃業してマンションが建つかも…)に疑問が残るケースが多い。

寺院墓地は制約が多い。檀家となる、戒名を受ける、読経はそのお寺の住職(いずれもかなりの料金)などが条件となることも。


コメント。「公営墓地」しかなさそう。東京都の公営墓地などネットで調べようと思う。

例:多磨霊園には「合葬埋蔵施設」がある。


✏️使用料及び管理料(都営墓地、2016年)


多様化

  • 合葬墓には一定期間(都営霊園では 20年)個別に個人・家族の墓として管理され、その後合奏されるものと、最初から合葬されるものがある。
  • 永代供養墓は、永代供養料を払えば第三者が墓の維持管理・供養を行うもの。
  • 散骨を行う業者もいるが、日本には「散骨」に関する法律・規則がない。


その他:この本は 2006年の出版なので、図書館にある最新の本も何冊か読むつもり。また、都営霊園の情報を集めたり、役所に相談に行くのも必要かも。



【関連記事】

0 件のコメント: