今、終活の準備のつもりで『変わるお葬式、消えるお墓 (高齢社会の手引き)』という本を読んでいる。気が進まないまま読み始めたのだが、知らないことが沢山あって、ある意味面白い。以下、自分用のメモ。まずはお墓について。
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ちなみに、葬式や墓に関わる基本的な考え方をこの記事(↓)に少し書いた。
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【読書メモ】
基本
- 「○○家の墓」が出来たのは明治時代。しかも、明治政府の朝令暮改の繰り返しの末。
- 「イエ」制度が元になっている。(現代の核家族〜おひとり様時代にはそぐわない)
- 「先祖祭祀」を継承する人は「慣習に従って」定められる。
- 「祭祀財産」(墓・仏壇など)は相続財産とは分けて考えられ、「祖先の祭祀を主宰すべき者」が継承する。(祭祀継承者は長男や親族以外の第三者も可)
- 祭祀継承者は管理、維持費の支払いを行う。
- 「墓を買う」=墓所を建てるための「墓所の使用権」の取得。転売・貸与など不可。継承者がいなくなれば無縁墓として処分される。
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墓を買う費用
- 墓石購入・工事費
- 永代使用料(墓所の使用料)
- 年間管理費(数年一括払いも)
- 寺院墓地では檀家としての費用(入檀料・護持費など)
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墓地の種類
- 公営墓地
- 民間霊園
- 寺院墓地
公営墓地は、自治体住民、遺骨を持っていることが条件になることも。「合葬」では生前申し込みも可。最近は合葬式など継承を前提としない墓地が増えている。
民間霊園は墓石業者などの民間+宗教法人などという組み合わせが多い。費用や継続性(廃業してマンションが建つかも…)に疑問が残るケースが多い。
寺院墓地は制約が多い。檀家となる、戒名を受ける、読経はそのお寺の住職(いずれもかなりの料金)などが条件となることも。
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コメント。「公営墓地」しかなさそう。東京都の公営墓地などネットで調べようと思う。
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多様化
- 合葬墓には一定期間(都営霊園では 20年)個別に個人・家族の墓として管理され、その後合奏されるものと、最初から合葬されるものがある。
- 永代供養墓は、永代供養料を払えば第三者が墓の維持管理・供養を行うもの。
- 散骨を行う業者もいるが、日本には「散骨」に関する法律・規則がない。
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その他:この本は 2006年の出版なので、図書館にある最新の本も何冊か読むつもり。また、都営霊園の情報を集めたり、役所に相談に行くのも必要かも。
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