今年の「けん玉」の裏の目標=「モットー」として「コツを掴む・言語化する・定着させる」というのを挙げている。
現時点で意識して(意識しなくちゃと思って)いる「コツ」を軽く並べてみようと思う。師匠からのアドバイス、自分で感じたこと、ネットから得た情報など色々あって「まとめ」にはなりそうもないが、とりあえず備忘録的なメモ。
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以下、番号を付けたが順不同で思いつくまま…。
1. 体全体を楽に(脱力して)使う
手元に意識が集中して力みがちになるが、常に体全体のバランスと「脱力」が重要になる。また、指や手首ではなく、肩や膝など大きく動く部位を使うと良いようだ。
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2. スイートゾーンで技を行う
「スイートゾーン」は勝手な造語だが、体の全面の「目線〜臍」×「体の幅」くらいの操作しやすい範囲。ここで常に操作を行うことで技が安定する。
コンパクトさ(「A4 用紙の範囲」と言ったりする)とか「けん玉が動く範囲を狭くする」とかいう言い方をすることもある。
あと、「体を前傾しなくていい自然体で技ができるように」とか、「最短距離で玉やけんを移動させる」というのも関連していると思う。
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3. けん玉と目線をシンクロさせる
技が常に目の前で行われるように、膝を使った上下運動でけん玉の動きに目線を合わせること。玉と目線の距離感をキープできれば玉は止まって見える。
また、追いかけやすいスタート位置を作るために、けん玉を離す位置を高くする、または自分が先にしゃがむことが有効かも知れない。
ちなみに「よく見る」ことは常に大事なことだと思う。技によって見るポイントも変わってくる。予測のために着地点の少し前を意識する、最後まで見ること。
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4. 玉/けんを引き上げる方法
いつも苦労するのがコレ。思った場所に玉やけんを引き上げることがなかなかできない。技に応じて、スタート位置と引き方(方向・強さ・タイミング)が異なるので一般化は難しそうだ。
ただ、持ってくる目的地とか、「縦面」内での回転とか、持ってくるけんの角度や穴の位置(穴コン)とかのコントロールが重要なのは共通している筈。
また「引く」動作を素早くすることで、そのあとの「乗せる」「差す」などの動作に余裕を持たせることができる。感覚的には「下げて→上げる」という 2段階ではなく、一つのまとまった動作という感じの方がいいと思っている。
あと、個人的には玉やけんの動きで、往路と復路は微妙にズレる(角度がつく)と思う。左手に持ったけんを離して、玉を持った右手で引き上げるのだから、けんの軌道は重ならないはずだ。どうするのが正解なのかは分かってないが…(^^;)。
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5. 穴コン・スパイク
玉を持っているときには、スパイクしやすいように(冒頭の絵のように)玉を上げる、差すときは玉の動きを予測し、穴位置とけん先を合わせる(素早く持っていきタイミングを待つ)。
また、けんを動かして差しに行くのはあまり好ましくないようだ。
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6. 静止系
4. と重なるが、まずは「動く方」を受けやすい位置に持っていくコントロールが必要。次に「受ける方」を近づける・タイミングを待つ・頂点で受ける、受けたときのクッション(腕と膝と体全体と脱力)を意識する…という感じだろうか。
また、受けたあとの腕・手・指の脱力と感覚が重要であることを最近感じている。いま「竹馬」を練習しているが、乗ったと思ったあとに動いて落ちることがある。たぶん、脱力できていないことが原因なのでは?と思っている。
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5. 時間を味方に?(ゆっくり→余裕を作る)
これはこの記事(↓)に書いてあったことで、まだ十分には理解できてない。ただ、玉やけんをゆっくり動かすことで余裕ができる…というのはそうだと思う。
ただ、技によっては「最短距離」とか「コンパクト」(項番 2.)と矛盾することもあるかも知れないので、一つの方法論・選択肢として覚えておこう。
✏️秘訣 5:時間を味方にする(北小岩けん玉クラブ)
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以下は私の《けん玉ノート》に「✅:コツ」としてメモしたものからいくつか。一般的なことよりも各論になってしまうかも知れないが…。
6. 離すタイミングを遅らせる
いくつかの技で、前の動作の完了を遅らせることで次の動作がより安定する…みたいな経験をした。これはもしかすると一般化できるかも知れない。
例 1. 「中皿→けん」と玉を動かすときに、中皿から玉を浮かせるタイミングを遅らせる。結果的に、玉を投げ上げずに空中に置く感じで、ほぼ同じ場所でけんで受ける(刺しにいかず待つ)。
例 2. 「大皿〜中皿〜灯台」で灯台に行くとき、手を離すタイミングを遅くすることで、灯台の形の近くまで持っていくことができる。
例 3. 「大皿極意〜回転けん」のとき、大皿のフチから玉を空中に離すタイミングを遅らせることで、安定した位置に安定した回転で玉を持っていける。
いずれの場合も、動いている方が空中にある時間が短縮され、次の動作に有利な形になっていると思われる。
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7. 楽な位置・形を探す(固定観念に囚われない)
私自身の経験で言うと「中皿極意」の構え方がいい例だと思う。
最初持っていたイメージは、「体の正面にけんを水平に(体と並行に)構える」というものだったのだが、実際には「体に対して斜め(中皿が体に近くなる)で体の正面に玉=中皿が来る」ようにした方が楽だし、技の成功確率も上がる。
要は、体の構造や動きから考えて一番やりやすく動作が安定する形を見つけることが重要。お手本の絵や動画からはその辺がなかなか読み取れないことが多い。
他にも、「月面」や「竹馬」などを乗せる角度とか、ジャグの玉の位置とけんの位置など、色々ありそうだ。ちなみに、私のジャグではけんは右腕の前、玉は体の中心の前にしている。
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8. 反動・動作のきっかけ
例えば「フリップ大皿」で、玉を引き上げる前に手首を緩めて下に下げてからその反動で引き上げるとやりやすくなる。「ジャグ大皿」で、けんを投げ上げるときに同じように反動をつけて(タイミングを取って)投げ上げると安定度が増すような気がしている。
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以上、思いつくままに挙げてみたが、まだまだ不確定要素が大きいと思っているし、足りないことは沢山あるのだろうと思う。今後、追加・更新できて、それとともに腕も上がると嬉しいのだが…(^^;)。
なかなか、コツを言語化したような資料は少ないので(その一部は下記「出典」)、プロなどの上手い動画を観察してそのコツを真似できればと思っている ♪
出典:
✏️上達するための10の秘訣(北小岩けん玉クラブ)
✏️ 【初級者向け】けん玉上級者はここが上手い!《ポイント3選》(ぎん-プロけん玉講師-)
✏️【上級者向け】”ジャグルうぐいす”で成功する3つのポイント(ぎん-プロけん玉講師-)
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