けん玉はスポーツではないので、技術習得のメソッドのようなものは見たことがない。基本動作として何を習得すべきか?…といったこともよく分からない。
ところが、師匠と一緒に練習する中で、私のやり方は「基本」が出来てないことが判明した。なかなか上達しない原因の一つになっている可能性があるのだ…(^^;)。
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けん玉の初級くらいの技で「ふりけん」「飛行機」というのがある。「ふりけん」は右手に持った「けん」に「玉」を前に振って差す技。「飛行機」は右手に持った「玉」に「けん」を前に振って差す技。
この動作が「前振りうぐいす」や「月面着陸」などの上級技の「基礎」となる。…のだが、これがうまく出来ていなかった。
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冒頭の図は「ふりけん」の(たぶん)正しい動作を絵にしたもの。ポイントは、③の玉を引き上げる位置。正しくは「ほぼ真下」なのだが、私の場合はもっと前の方に振り出して大きく弧を描いていたのだ。
それだと、玉のスピードが速くなって、「前振りうぐいす」のように「フワッと」乗せる必要のある技ができなくなる。
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冒頭の図で「ふりけん」の正しい動作を簡単に説明すると…。
①玉のスタート位置はかなり後方
②最下点に合わせて膝を曲げ少し沈み込む
③その反動も使って玉を引き上げる
玉を引き上げる腕の動きがもう一つのポイント。下図のように、肘を支点にして「軽く・素早く」ほぼ水平(やや下向き?)に手前に引き、戻す…というより自然に戻る感じ。
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次に、「飛行機」の正しい(より上級の技につながる)やり方。玉とけんを入れ替えただけなのに、「ふりけん」とはやり方が異なる。
①玉のスタート位置はほぼ真下(or やや後方)
②最下点に合わせて膝を曲げ少し沈み込む
③その反動も使って玉を引き上げる
玉の引き上げは、肘を支点にして、右肩あたりに向けて「軽く・素早く」行う。
なお「2回転飛行機」「1回転灯台」などの回転数が上がった技に対しては、最初の「ふりけん」に近い動きになる。
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実際にやってみると、「ふりけん」の方は玉が「フワッと」上がるようになるし、「飛行機」の方は「月面着陸」などの成功率が上がるので、この二つの「基本」は身につけたいと思う。
なのだが、繰り返し練習して「身に付く」までにならないと、基本ができたことにはならないだろう。今のところ、全体の流れが良くないし、リズム感も悪い…(^^;)。
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