2026年1月16日金曜日

本『運を味方にする 「偶然」の科学』からの幸運のヒント

あまり期待せずに何となくの興味で読み始めた本(↓)だが、それなりに考えさせられることも多く、読み物としてもそこそこ面白かった。…ので、少しメモを書いておこうと思う。

📗運を味方にする 「偶然」の科学(バーバラ・ブラッチュリー 著)




「運」と関連する言葉…ランダムネス(無作為性)、偶然、ラック(ラッキー/アンラッキー)、確率、チャンス(機会)…。

人間(脳)はランダムで曖昧な事象の中に「パターン」を見出そうとする。意味を持つものを最大化し無関係なものを無視しようとし、空白部分を想像力や既知の知識で埋めようとする。

幸運や不運が続くと、共通するパターンやその背後にある原因(ラッキーアイテム等?)を探そうとする。…が、元々が「ランダム」なのでそんなものはない。


それでも、自分には「運」があると信じた方が、幸運に巡り合ったり物事に成功する確率が上がる。また、「不安感」を減らす効果もある。

幸運を引き寄せるかもしれない認知機能のツール。

  1. 期待:信念、希望、予想
  2. 注意:特定のものに意識を向け、集めた情報を処理する方法


運がいい人は、世界に出かけて行って、チャンスを探し、ランダムな出来事に注意を払い、行動を起こす。ランダムな出来事は四六時中起きていると認識している。そして…

  1. チャンスに注意を払っているので気付きやすく、自らもチャンスを作り出し、チャンスに基づいて行動する
  2. 直感*や本能を信じ、それに従って行動する
  3. 自分は成功するし目標を達成すると思っている、自分の未来に期待している
  4. 不運に見舞われると自分のミスから学び、次はミスを回避するという未来への期待に組み込む

*直観=「本能的な勘」は、ほぼ途切れずに脳内に流れている感覚のパターンを把握しようとする能力。それまでの経験のすべての流れを反映しているが曖昧である。


運がいい人になるための実行機能。

  1. シフティング:タスクの切り替え、考え方の切り替え等
  2. 抑制:何かをしない能力、「優勢反応」(無意識の反応)や雑音を抑制する能力
  3. 拡散的思考:問題解決の別の様々な方法を探す能力(←→収束的思考:限られた解決策だけ検討する)


「幸運」の 4つのタイプ(ジェームズ・オースチン)。

  1. 純粋な偶然
  2. 行動+偶然(行動:自分の中に目的があり、いろんな場所・機会に居合わせる)
  3. 準備+行動+偶然(準備:目的や欲しいものが分かっていて、見つける準備がある)
  4. 個性+準備+行動+偶然(個性:性格・考え方・行動パターン)


人間が他の動物と違う点(マーク・ハウザー)。

  1. 生成的コンピュテーション:アイデア、言葉、イメージ、行為などを組み合わせ、まったく新たな形にまとめる能力
  2. 異なるアイデアをでたらめに組み合わせる能力
  3. 思考やアイデアを表すメンタルシンボルの利用
  4. 抽象的に考える能力


「運」に恵まれるためのヒント?

「運」「偶然のめぐりあわせ」「ランダムネス」などの存在を信じること。ランダムネスから生じる「チャンス」に気を配ること。幸運に遭遇したら「名前」を付けるとよい。期待するイメージが把握しやすくなる。

「プラシーボ効果」も期待できる。脳の「可塑性」にも期待していい。我々は「自分の期待や注意を修正することができる」、より良いものに…。

偶然に遭遇するには外の世界に出て行くこと=行動が必要。

「運がいい」とは、適切なタイミングで適切な場所にいること+自分自身のスキル・能力・意思が十分に準備できていること+気付くこと。これが「偶然を利用する・味方に付ける」ということ。


最後に、自分のことを振り返ってみる。

「運」を信じているか?というと、答えはほぼ Yes。自分は運がいいかどうか?については、結果として幸運だったこともあり、不運だったこともあり、まぁ普通…?

この本にある、世の中の出来事はランダムであり、その中から幸運をつかむには、チャンスや直観を信じて(個性)、常にそれを見つけるための心構えを持ち(準備)、見つけたら行動する…という全体像?は同意できる。それが「運を味方にする」ということなのだろう。

同意はできるが、自分がそういう考え方・行動が出来るか?ということになると甚だ怪しい。これまでの長い人生経験から学んだ?思い込みのようなものが強すぎる…(^^;)?


話は少し逸れるが(まったく関係ない訳でもないと思うが…)、実は現実を超越した「神」?のような存在("something great")を勝手に信じている。

そうでなければ、マグマの塊の地球が誕生して数十億年かけて「無」からこの複雑極まる「命」(人間)が出来たこと(↓)が説明できないと思うからだ。もちろん直接手を下すようなことではなく、そうあるように仕向ける何らかの方法で…?



で、その "something great" は、今も何らかの方法?で、いろんな「メッセージ」…というより「情報」や「現象」「作用」のようなものを、我々(および自然界)にもたらし続けているような気もしている。

その中の一部がたまたま、本当に偶然にある個人の境遇に当てはまって、その人にとっての「幸運」や「不運」になることもある…かもしれない…(^^;)??

その微かな「メッセージ」を聴き逃さないように、「期待」と「注意」を心がけたい ♪
 


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