2021年8月24日火曜日

東京都すでに「医療崩壊」重症者対応ベッド 90%埋まっている

一昨日の記事で東京都の「重症病床の使用率7割」という記事(↓)があった。


7割でも大変な状況なのだが、NHK の特設サイト『新型コロナウイルス』のグラフを見ると、東京都では重症者対応のベッドの 89%、ほぼ 9割が埋まっていることになっている。




厚生労働省は23日、東京都とともに、都内すべての医療機関に病床確保や人材派遣を改正感染症法に基づき要請した。…が、これまでにも、各医療機関は相当な努力を続けてきており、さらにどれだけの「病床確保や人材派遣」ができるかは不透明。

✏️厚労省と都、都内の全医療機関に病床確保要請へ 政府初(朝日新聞 8/23)


素人考えでは、防衛費を増やす余裕があるくらいなら(✏️防衛費要求、過去最大規模の5兆4000億円台に…中国念頭に装備強化)、もっと早くからリソース(ヒト・モノ・カネ)を医療関係に投入すべきだと思うが…。


数日前の記事《コロナ「重症者」の基準、国と東京都で違っていた…》で紹介した「NPO法人日本ECMOnet」サイトによると、東京都の「COVID-19重症者における人工呼吸器装着数(ECMO含む)の推移」は下図のようになっている。

医療機関の努力によって「受入可能」が伸びている様子も分かるが、「実施件数」の伸びはちょっと怖いほどの勢いだ…。




なお、ロイターの記事(↓)によると、


「東京都基準の重症者数は23日時点で前日より1人増えて272人。国の基準による重症者は21日時点で1094人」

となっている。東京都の「重症者対応のベッド数」は 1,207床。国基準の重症者 1,094人に対しては 90%を超えている。残り 113床しかない…。

東京都も早く「国基準」の数字を毎日公表すべきと思うのだが…。

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