毎日のようにコロナ感染者が過去最高を更新している。その半分以上が 20〜30代、とくに 20代の若者が多い。年寄りからすると「なぜ我慢できないの?」と思うのだが…。
大学生 8人と高校生 2人との座談会での意見が記事になっていた。五輪とコロナと政治について、若者がどう思っているのか、ちょっと気になる。
✏️「直前まで問題噴出の五輪」若者たちが一番"ひどい"と感じたこと
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五輪についての意見はこんな感じ(↓)。
- 開会式がひどかった。統括責任者や演出家、音楽担当者にも辞任や解任が続出、人選を疑う。選んだ人が悪いと思う。大会運営も問題続き…。
- 開会式自体もショボかった。あれだけお金を使ってコレ?
- 開催費用が結局3兆円以上になるってことがいちばんムカつく。低コストで世界一コンパクトな大会にするって言っていたのに…。。
- 橋本聖子さんが組織委員会の会長に就いているのが信じられない。高橋大輔選手へのセクハラがあったのに…。
- 日本が招致のときに気候のことで嘘をついていたっていうのが衝撃。猛暑続で選手にしわ寄せが行って…選手がかわいそうすぎて憤りを感じる。
- トライアスロンやオープンウォータースイミングの選手が泳ぐ東京湾の水質や悪臭問題が結局改善されなかった。
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コロナ感染者激増(とくに若者)に対しては…。
- 五輪ができるぐらいなんだから大丈夫っていう気の緩みもある。その意味では五輪のせいでもある。
- 山梨県の教育委員会の人が10人以上で昼食付きのゴルフをして問題にななったときも、五輪でゴルフをやっているからいいと思ったって…。やっぱり五輪のせい。
- 誰かの家に集まって飲みながら観戦したっていう友達もいる。
- 一部の若者にとっては、五輪が人と会ういい口実になったのかもしれません。
- 小池都知事は繰り返し「若者の行動パターンが」って言うが、外出を我慢している子も多いのに、何でこんなに若者が責められるんだろうって不満。
- 高校生では、五輪で生活が変わった人はあまりいないと思う。緊急事態宣言に慣れて気が緩んできたっていうのはあるけど…。
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五輪やコロナで、衆議院選挙に対する行動は変わるか?と聞かれて…。
- 政治に関心がある若者は少ないので、感染者数が増えても「じゃあ投票に行ってみよう」とはならない。大半の子は傍観者のままなんじゃないかな。
- 若者の間では緊急事態宣言の3回目が明けた頃から気が緩み始めていて、今はもう「普通に遊ぼう」っていう子が多い。
- 政治への不信感は高まっているんじゃないかな。個人的にも「何なんだ政府は」っていう思いはあります。
- 政治に問題が多いと気づいた若者はたくさんいます。でも、どこに投票したらいいのかがわからない。
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五輪の問題点はちゃんと分かっているし、感染者激増の原因に五輪もあるということも理解しているみたいだ。
外出を自粛している若者もいるのに、なんで若者ばかりが責められるのか?…という意見はよく分かる。世代論ではなく、どの世代にもちゃんとルールを守る人とそうでない人がいるということだと思う。
ただ、数字(統計)で見ると、20代の若者に感染者が多いというのも事実。政府や自治体側も、「我慢しろ」以外の対策を真剣に考える必要があるのでは?
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この記事で、若者の考えていることが少し分かったような気がするが、最後の部分はとても残念に思う。政治不信はあるが、それが何の行動にもつながっていないらしい…。
これでは、政府や自治体の責任者を無罪放免にしてしまうことになってしまう。
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