昨日の記事(↓)に、血管の若返りを促進する一つの要素が NO(一酸化窒素)であることを説明する図を載せた。
今日はその続きで、具体的にどうやって NO を増やすのかを図にまとめた。
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まず、「血流をよくする」ための方法。これは分かりやすい。
一つは運動(ウォーキングなどの軽い運動がおすすめ)やストレッチである。それから、入浴やマッサージ。体を温める食べ物(生姜や唐辛子など)を摂るのも有効だ。
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「生成を促進するもの」というのはちょっと分かりにくいが、スイカなどのウリ類に含まれる「シトルリン」が有効であることが分かっている。また、アミノ酸の一種である「アルギニン」と併用するとより効果が高まると言われている。
「アルギニン」は体内でも合成される非必須アミノ酸であるが、加齢とともにその量は減少するので食物で補うのがよいとされる。鶏肉、大豆、エビ、マグロに多く含まれる。
また、EPA や DHA を含む青魚などのタンパク質を摂ることも重要である。
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もう一つの「抗酸化作用のあるものを食べる」というのは、NO を減らさないために必要なものである。
NO には抗酸化機能があるので、体内の活性酸素が増えると、そちらの方でも消費されてしまう。
したがって、他の抗酸化作用のあるものを体内に取り入れることにより、NO が抗酸化のために消費されることを防いでくれる訳だ。
抗酸化作用のある食べ物は、ポリフェノールやカロテノイドなどのファイトケミカル(フィトケミカル)、つまり野菜や果物、大豆やお茶、きのこや海藻などである。また、ルイボスティーなども効果がある。
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上の図にある「NO を増やす方法」を、生活の中にうまくとり入れたいと思う。
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