…というニュースが大きく取り上げられている。「アルツハイマー病患者の救世主になるか」といったタイトルの解説記事も散見される。果たしてその実力は?
エーザイは、2023年中のフル承認を目指すと言っている。
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認知症患者の約 68%にあたるアルツハイマー病患者に効くということであれば、「救世主」と言ってもいいのだろうが…。
解説記事などを読んで、素人なりに理解したことをまとめてみると…。
1. これまでの治療薬と違って、アルツハイマーの原因と言われている「アミロイドβ」(脳内にたまる異常タンパク質)を直接減らす効果がある。これは画期的である。
2. ただし、効果があるのは「早期アルツハイマー病患者」なので、ある程度病状が進んだ患者には効かない。
3. また、「症状の悪化を27%抑制」ということなので、アルツハイマーの進行を遅らせるだけで、治すということにはならない。
4. 一方で、この治療薬の作用から考えると予防にも効果が期待できる。
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…と、ある程度の効果は期待できるようだが、「救世主」というのは言い過ぎかも知れない…(^^;)?
副作用も限定的らしいので、自分がそういう身(早期アルツハイマー)になったら是非使いたいとは思うのだが…。
問題は「お値段」(費用)である。おそらく年間で数百万円かかる(保険適用外?)というのが大方の推測らしい。
ということは、年金生活者の身としては年収すべてを注ぎ込んでも足りない…(^^;)。どうやら、この新薬も金持ち御用達のようで、格差社会は酷くなるばかり…😥
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…ということで、貧乏人としては、これまで通り毎日体を動かして、手足や頭を使って、栄養のあるものを適量食べて、よく寝て…できる限りの養生生活を送るしかなさそうだ…(^^;)。
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参考記事は下記。
✏️アルツハイマー病の新薬「レカネマブ」!アデュカヌマブとの違いや効果を解説(みんなの介護)
✏️エーザイのアルツハイマー新薬 「レカネマブ」は救世主になり得るのか?(医療プレミア)
✏️抗アミロイドβ(Aβ)プロトフィブリル抗体「レカネマブ」について、1,795人の早期アルツハイマー病当事者様を対象としたグローバル大規模臨床第Ⅲ相CLARITY AD検証試験において、統計学的に高度に有意な臨床症状の悪化抑制を示し、主要評価項目を達成(エーザイのリリース)
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