東洋経済online で興味を惹かれる記事(↓)を見つけた。人間が健康なまま 100歳、あるいは 120歳まで生きる時代が近づいている?…というのだが、本当だろうか?
誰もが「健康長寿」を目指すべき納得の理由
❊
この記事は、話題のベストセラーを著わした二人の著者が、寿命が劇的に延びた世界をどう生きるべきか、語りあった対談記事。
一人は、人類が「老いない身体」を手に入れる未来がすぐそこに迫っていることを示した10万部のベストセラー『LIFESPAN(ライフスパン): 老いなき世界 』の著者で、ハーバード大学医学大学院の教授のデビッド・A・シンクレア氏。
LIFESPAN(ライフスパン): 老いなき世界
LIFE SHIFT2: 100年時代の行動戦略
❊
もう一人は、シリーズ累計50万部のベストセラー『LIFE SHIFT(ライフ・シフト)』の最新版『LIFE SHIFT2: 100年時代の行動戦略』の共著者で、ロンドン・ビジネス・スクール経済学教授のアンドリュー・スコット氏。
LIFE SHIFT2: 100年時代の行動戦略
❊
以下、興味を惹かれた部分を引用しながら感想メモを書いてみる。
健康寿命が伸びている(そして、もっと伸びるかも知れない)この時代において、「政府」が果たすべき役割がある…という視点が最初に来ているのはいい ♪
個人ではなく、政府や企業、あるいは教育が新しい時代に適応する、あるいは啓蒙・推進することが何よりも重要だと思う。(これは私の感想…)
❊
一般の人々が知るべき重要な(新しい)情報がたくさんある。
例えば、世の中には健康によくないジャンクフード(糖度が高く、飽和脂肪酸が多く含まれた食べ物)が蔓延しているが、もっと周知・規制すべきことだ。
メキシコでは、こういったものに警告ラベルが張られるようになったそうだ。
❊
また、政府ができることとして、医師に対して、老化の予防治療を認めるという点も挙げられている。現在は、老化を遅らせる薬が開発されたとしても、老化は「病気」ではないため「薬」として認可されないらしい。
老化は予防可能・治療可能な「病気」と捉えることで、薬の開発や治療が進む筈だ。ちなみに、老化を遅らせる薬は既にいくつか開発されているようだ。
❊
社会・経済の面では、「老害」という言葉で代表されるような「高齢者が増えると(若い世代や社会に)負担になる」という間違った認識を改める必要がある。
研究・分析の結果、「健康寿命が1年延びるごとに何兆ドルもの経済的価値が生まれる」ということが分かっている。「高齢者は社会の負担」という考え方を前提としていては、正しい経済政策や社会の制度設計が間違ってしまうことになる。
❊
「健康寿命 100年」というのは将来の話なので、とりあえず、現時点で少しでも健康寿命を伸ばす方法はないのだろうか?
まず、将来の健康の因子について、両親から遺伝子によって受け継がれる部分は 20%しかないそうだ。つまり、残り 80% は自分の生活の仕方で決まる…ということらしい。
おすすめの生活の仕方は、例えばこんな感じ(↓)…。
- 健康な食事:「地中海式食事法」など
- 息切れするぐらいの運動を週に 3回
- 1日2食(1食は沢山、1食は少し)
- 子供のように色々なことに興味関心を持って関わる
❊
医療の考え方も変える必要がある。
現在の医療は、高齢になってから(病気になってから)個々の病気の治療をする。
そうではなく、老化治療を中心に行うことで、老化に伴って発症するアルツハイマー、糖尿病、心臓病などを総合的に予防・治療するという考え方が必要だ。
…と、いいことがたくさん書かれている(話されている)のだが、私が生きている間に少しでも研究などが進んで、その恩恵に浴したいものだ…(^^)♪
【関連記事】
《平均寿命より長く生きられる…(^^)!?》
《脳の老化を防止する6つの方法》
このブログについて
0 件のコメント:
コメントを投稿