久しぶりに認知症予防に関する明るいニュース…と思ったのだが…。
今年 4月に、シオノギヘルスケア(株)とピクシーダストテクノロジーズ(株)が発売したこの "kikippa" というスピーカー(↓)の話。
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このスピーカーをTVにつなぐと音が「ガンマ波」になる(40Hzに変調される)。それを毎日聴いていると「脳内のアミロイドβ減少に効果が見込める」とのこと。
アミロイドβ は認知症の原因の一つとされている物質で、これが脳内に蓄積することが認知症発症の一因と考えられている。
先ごろ日本でも承認された薬「レカネマブ」も、「アルツハイマー病の患者の脳にたまるアミロイドβという異常たんぱく質を取り除くことで、症状の進行を抑える」ことを謳い文句にしている。
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この記事を読んだとき、毎日のように音楽を聴いている私としてはとても期待したのだが…。
その期待は、「ガンマ波サウンド」のデモ音源を聴いた途端、はかなくも消え去った。ノイズを乗せた音にしか聞こえないのだ…(^^;)。とても音楽を鑑賞できるような音ではない。
そのデモ音源はシオノギのサイト(↓)で聴ける。
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まぁ、それでも、ガンマ波を聴くことで脳内のアミロイドβ が減少するという発見は素晴らしいことだと思う。
今後、音質に影響を与えないようなスピーカーが開発されることを期待したいと思う。あるいは、スピーカーでなくても、脳自体のガンマ波が誘発されるような方法が見つかるといい。
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ちなみにガンマ波というのは、記憶の想起など認知機能を発揮したとき、瞑想など高次の精神活動の際、あるいはとても集中したときなどに出やすいそうだ。
認知症患者では、ガンマ波がなかなか計測できなくなるようだ。
瞑想など、自分でガンマ波を出す訓練をすることも認知症予防にはいいのかも…。
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ここではガンマ波の周波数は 40Hz とされているが、この記事(↓)に載っている図では「30Hz<」となっている。Wikipedia では「26 Hz から70 Hz」。
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おまけ。ピアノの低音部の周波数。
私は趣味でピアノをやっているが、その低音部の周波数はガンマ波とかぶっていることを発見。毎日、この辺りのキーを叩いていると認知症予防になるのだろうか…(^^;)?
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