2020年3月2日月曜日

健康雑話4:食べ物は健康に良いかどうかで選ぶ

健康雑話「その4」、前回に続いて食べ物・栄養に関する話。東洋経済オンラインに面白い(役に立つ)記事があった。

✏️医学的に「健康に良い食べ物」は5つしかない




この5つというのは、いわゆる「五大栄養素」ではなく、信頼できる研究で「健康に良い」ことが報告されているもの。下図(上の記事からお借りしたもの)の「グループ1」、つまり、①魚、②野菜と果物、③茶色い炭水化物、④オリーブオイル、⑤ナッツ類の5つだ。




ちょっとドキッとする図になっている。これだと、牛肉や豚肉、バターなどは食べられなくなる。「白い炭水化物」、つまり白米なども…(^^;)。

さらに多くの食品が、健康に良いか悪いか分かってないことも不安要素だ。この記事のサブタイトルにも「ほとんどの健康情報はエビデンスが足りない」とある。

これでは、何を食べたらいいの?ということになりかねない。


まぁ、健康に良いことがほぼ証明されている「グループ1」と、ひょっとしたら健康に良いかも知れない「グループ2」を中心に食べれば良いのだろうが…。

つまり、食べて健康に良いものはこんな感じ…。

  • 野菜・果物
  • 茶色い炭水化物(玄米・全粒粉・蕎麦など)
  • オリーブオイル
  • ナッツ類
  • ダークチョコレート
  • 珈琲、お茶、豆乳
  • 納豆、ヨーグルト、酢


できるだけ避けた方がいいのは…。

  • 赤い肉(牛肉・豚肉、鶏肉は含まず)
  • 加工肉(ハム・ソーセージなど)
  • 白い炭水化物(白米、じゃがいもなど)
  • バターなどの飽和脂肪酸
  • マヨネーズ、マーガリン
  • フルーツジュース


個人的には、好きな珈琲とナッツ類が入っているのは嬉しいが、赤い肉や白い炭水化物などはちょっと困る。好きなマヨネーズも我慢できるか…(^^;)?

あと、うどん(白い炭水化物)より蕎麦(茶色い炭水化物)にしよう ♪


その他、記事の中で気になったのは…。

βカロテンやリコピンなどは、それが含まれる食べ物はいいのだが、抽出してサプリメントなどにしたものは有害だそうだ。私がサプリを摂らないようにしていることが正しいと裏付けられたのでよかった…(^^)。

ちょっと意外だったのはフルーツジュース。果物を食べると糖尿病のリスクは下がるが、フルーツジュースを摂取すると糖尿病のリスクが高まるという研究があるようだ。

あと、びっくりしたのは「医学部ではあまり食事や栄養のことを習わないため、医師は食事に関するきちんとした知識を持っていないことも多い」という話。医者が信用できないとなると、誰に聞けばいいのだろう…?


この記事の筆者(津川 友介 氏)は最後にこう書かれている。

「注意してほしいのは、私は加工肉、赤い肉、白い炭水化物などは『体に良くない』と説明しているのであって、『食べるべきではない』と主張しているのではないということだ」

「甘いものが好きな人にとっては甘いものを食べることで幸せな気持ちになり、幸福度が上がるかもしれない。…そのような場合には、幸福度と健康をてんびんにかけて、毎日少量の甘いものを食べるという食事を選択することも合理的な判断だろう」



【関連記事】
《健康雑話3:バランスの良い食事以外の「特効薬」はない》

《健康雑話2:老化ではなく発達・成長》

《健康雑話1:ヒトの身体は常に変化している》


にほんブログ村 健康ブログ 健康法へ にほんブログ村 シニア日記ブログへ

0 件のコメント: