…というわけで、先日図書館に行った時に、思わずコトバ関連の本を 3冊ほど手に取ってしまった。そのうちの 1冊が和製英語の本。意外に面白かった ♪
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この本はアマゾンの内容紹介によると、「福岡弁と英語のバイリンガルで綴るブログ『アンちゃんから見るニッポン』で話題の言語学の先生、アン・クレシーニ=通称『アンちゃん』による和製英語本の決定版! 」だそうだ。
日本に18年住んでいるアメリカ人で、福岡弁もペラペラらしい。英語の先生が「和製英語はけしからん!」という調子で解説する本とは一線を画している…(^^;)?
面白かったものを適当に並べてみる。
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「PETボトル」の "PET" は "polyethylene terephthalate" の略で、英語では "plastic bottle" という。この本にはなかったと思うが、「レジ袋」も "plastic bag" だ。
オーブントースターは "toaster oven"、ベルトコンベアーは "conveyor belt"。日本語にするとき、なんでわざわざひっくり返すかな〜?
意外だったのが "SNS"。"social networking service" の頭文字をとったものだが、普通はほとんど使われず(通じないことも…)、"social media" という。
それから、100m走などのスタートの「フライイング」。"flying start" と言うと「好調なスタート」とまったく逆の意味になる。正しくは "false start" というそうだ。
ちょっと覚えておこうと思ったのが "instagenic" という単語、いわゆる「インスタ映え」を表す、比較的新しい英語らしい。"instagrammable" とも言う。
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この先生、実は和製英語が好きで、日本人はなんて creative なの!などと仰っている。先生オススメの和製英語がいくつかあって、アメリカにも広めたいそうだ…。
たとえば「オープンカー」。これは英語では "convertible" と言うのだが、"open car" の方が分かりやすいしかっこいい…と。
"treadmill" というより「ランニングマシン」"running machine" (和製英語)と言った方が簡単だし分かりやすいだろう。
結婚式の「ヴァージンロード」、英語では "wedding aisle"。ただ、アメリカでは "virgin" という単語はちょっと口に出すのが恥ずかしいようなコトバではあるらしい…。
で、先生のイチ押しが "pipe cut"(パイプカット)。英語では専門用語らしい "vasectomy" ということになるそうだ。
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もう一つ、英語になった日本語についても書いてある。
"karaoke"(カラオケ)とか "karoshi"(過労死)とかは有名かもしれないが、こんなの(↓)も英語になっているそうだ。
"Could you move a skosh?"(少しズレてくれない?)
"a skosh" は日本語の「少し」からきているとのこと…(^^)!
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参考:出典は下記の本。
ペットボトルは英語じゃないって知っとうと!?
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