2019年6月11日火曜日

高齢者ドライバー報道はフェイクニュース?

テレビでは、毎日のように高齢者の自動車事故が報道されている。あまりにクローズアップされ、誇張されているような気がして、ずっと違和感を感じてきた。

この記事(↓)を読んで、やはり…というか、少し状況が分かった。メディアは公平・公正であるべき、という基本をしっかり押さえて欲しいものだ。

ワイドショーの意図的な“高齢ドライバー排除”が統計上も明らかに!?


この記事で分かったこと。

「警察庁の統計によると…事故を起こす年代は16〜19歳が圧倒的に多く、それに続くのが20〜29歳、80歳以上は3番目となり70歳代は他の年代とほとんど差はありません」

「アクセルとブレーキの踏み間違いも指摘されていますが、実際は“ハンドル操作の不適”の方が2〜3倍も多い」

「ワイドショーなどでは“ブレーキ痕”の有無が必ず取り沙汰されますが、これも大きな間違いですね。ABS(アンチロック・ブレーキシステム)がほぼ、全車に搭載されている現在では、道路にブレーキ痕が残ることはほぼありません」


どんな問題でもそうだが、状況を正しく把握しないと正しい対策はとれない。ちゃんとした正しいデータや統計に基づいて(厚労省のような統計ではなく…)、まずは原因をはっきりさせてから対策に取り組むべきだろう。

政府は「高齢ドライバー専用の新しい運転免許をつくる方針」(75歳以上は自動ブレーキなど安全機能がついた車種のみ運転できるようにする)らしい(↓)のだが、あまりに短絡的・拙速な考え方ではないだろうか?

高齢者専用の運転免許創設 安全機能付き車に限定

この記事にもあるが「米国の一部の州やドイツでは、年齢にかかわらず運転技能に問題がある場合」にも運転できるエリアや速度の制限をつけたりしているそうだ。

あおり運転常習者に対する厳罰化や道路の安全対策など、他にもやるべきことは山積しているように見えるのだが…。


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