2020年5月13日水曜日

ニゲラ(黒い)という名前の白い花 ♪

このところ、朝の散歩で珍しい花と遭遇することが多い ♪ 歩くコースを変えたせいもあるが、季節ということもあるのだろう。

この白い美しい花は数日前に見つけたもの。写真から花の名前をネットで探すのに少し苦労してしまった。名前はニゲラ。




白い花と書いたが、この白い部分、実は花びらではない。花弁は退化していて、これはガク(萼)。八重でないものはガクが5枚あるそうだ。色は青やピンクもある。

キンポウゲ科 ニゲラ属に分類され、学名は Nigella damascena。Nigella はラテン語の「Niger(黒い)」からきている。タネが黒いのでこの名前になっている。

和名は黒種草(クロタネソウ)。 学名のニゲラ・ダマスケナの名でも流通している。 英語では "Love-in-a -mist" というロマンティックな名前を頂戴している。

全体の姿はこんな感じ(↓)。




実はこんな形(↓左上)をしており、中に黒いタネがたくさん入っていて、時が来ると弾き出される。




実は、この黒いタネが重要で、昔からハーブまたはスパイスとして使われているそうだ。

ハーブとしては、ブラック・シード(black seed)、ローマン・コリアンダー(Roman coriander)、ブラック・セサミ(black sesame)、ブラック・クミン (black cumin)、オニオン・シード(onion seed)など多くの名前を持つ。

黒いタネは、砕くとニンジンやナツメグのような香りがして、ブラックペッパーの代用にされたりパンやケーキに振りかけたりもされるようだ。インドや中近東からトルコあたりでも利用されているとのこと。


以下、参考にした記事。

✏️ニゲラ(クロタネソウ)

✏️ブラックシード(ブラッククミン)の種

✏️ニゲラの育て方 | 植え付けや種まきの時期


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