この白い美しい花は数日前に見つけたもの。写真から花の名前をネットで探すのに少し苦労してしまった。名前はニゲラ。
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白い花と書いたが、この白い部分、実は花びらではない。花弁は退化していて、これはガク(萼)。八重でないものはガクが5枚あるそうだ。色は青やピンクもある。
キンポウゲ科 ニゲラ属に分類され、学名は Nigella damascena。Nigella はラテン語の「Niger(黒い)」からきている。タネが黒いのでこの名前になっている。
和名は黒種草(クロタネソウ)。 学名のニゲラ・ダマスケナの名でも流通している。 英語では "Love-in-a -mist" というロマンティックな名前を頂戴している。
全体の姿はこんな感じ(↓)。
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実はこんな形(↓左上)をしており、中に黒いタネがたくさん入っていて、時が来ると弾き出される。
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実は、この黒いタネが重要で、昔からハーブまたはスパイスとして使われているそうだ。
ハーブとしては、ブラック・シード(black seed)、ローマン・コリアンダー(Roman coriander)、ブラック・セサミ(black sesame)、ブラック・クミン (black cumin)、オニオン・シード(onion seed)など多くの名前を持つ。
黒いタネは、砕くとニンジンやナツメグのような香りがして、ブラックペッパーの代用にされたりパンやケーキに振りかけたりもされるようだ。インドや中近東からトルコあたりでも利用されているとのこと。
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以下、参考にした記事。
✏️ニゲラ(クロタネソウ)
✏️ブラックシード(ブラッククミン)の種
✏️ニゲラの育て方 | 植え付けや種まきの時期
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