⏳秋と冬の間

『蜃気楼』1968.10.12 - 1969.2.17

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秋と冬の間

朝歩いて行くと

風が冷たくなって

柿の木にも葉が残り少なくなった

太陽のひかりがうれしくて

道に枯葉がふえてきた

もうすぐ冬がくる

水晶の秋と

氷の冬の間には

なんにもない

ただ冷たい風だけが

枯葉をちらす

空をみても

道を見ても　どこをみても

何もない

僕の心にもなんにもない

もうすぐ冬が来る

1968.11.13

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