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かえるの子のソンネ Ⅲ
しっぽをなくしたかえるの子は
ある日とてもかなしくて?
その丸い目に涙をうかべたのを
あなたは知っているだろうか
よろこびとしあわせの日々の途中で
何かとてもものたりない気がして
かえるの子はあわててしまった
(そろそろ秋もおわりです)
そんなとき彼はしっぽを思い出して
もどらぬしっぽをどんなにかなしんだか…
いつもいっしょにはねてたしっぽ…
青くすみきった空は冷たく遠く
色のかわったはっぱは風に舞うだけ
でもいつか楽しく歌うかえるの子をあなたは見るでしょう
1969.11.29
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