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家路
楽しい時があり
いつか僕は歩いていた
夜なのに星はみえなかった
くもっているのだなあ
そう思った
何を考えていたのか - 夜の空
その夜の大気のような
けれど その人の顔は
いやちがう その人の雰囲気が
その大気にまぢって
しあわせだったけど
さびしかった
暗い夜であった
暗い夜であった
さびしかった
ほっぺたをしづくが伝っておちた
泣いているのかな
そう思ったのは間違いであった
いつの間にか雨が降っていた
つめたい冬の雨だった
何を思ってたのか忘れてしまった
さびしかった
暗い夜であった
1969.11.29
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